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Marketing リモート時代の動画マーケティング

【リモート マーケティング】リモート時代に成功させる動画マーケティングを徹底解説

【リモート マーケティング】リモート時代に成功させる動画マーケティングを徹底解説

新型コロナウイルスの感染拡大によってリモート勤務を余儀なくされている方も少なくない今、場所を問わずにターゲットにアプローチできる動画マーケティングの重要性がさらに増しています。

「リモートワークが一般化する中でどうマーケティングを進めればいいの?」

「動画を作りたいけど効果的な利用方法がわからない」

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そう考えている方はぜひ本文をチェックしてみてください!

No.1リモート時代こそ動画を活用!動画マーケティングの背景とは

ブランディング動画や動画広告など、動画コンテンツをマーケティングに活かす「動画マーケティング」は、現在ではもっとも効果的なマーケティング手法の1つです。

動画コンテンツの1つである動画広告の市場は、年々すごい勢いで伸びています。サイバーエージェントの2019年国内動画広告の市場調査によると、2019年度の動画広告市場規模は2018年度対比で141%の成長見込みとのことです。

特にスマートフォン動画広告の需要が昨年比で147%増え、動画広告市場の89%を占めるようになりました。中でもインストリーム広告(YouTubeなど動画サイトの再生画面に流れる広告)の伸びが目立ちます。

毎日気がついていなくとも何かしらの動画に触れているくらい、動画コンテンツは生活に浸透しています。なぜここまで動画が一般的なコンテンツとなったのか、またこれからさらにどう伸びていくのでしょうか。

動画コンテンツの背景をまずは確認していましょう。

動画プラットフォームの登場

動画広告市場の成長とともに動画マーケティングも普及しましたが、その背景にいつでも動画を配信できる動画プラットフォームの登場・充実が挙げられます。

YouTubeをはじめとし、Twitter、Facebook、Instagram、Tik Tokなど、ユーザー層が異なる動画プラットフォームが発達したため、動画をマーケティングに利用しやすくなりました。

インターネット回線の発展・5Gへの期待

動画をストレスなく再生することができる環境の整備も、動画コンテンツ市場の発達に大きく貢献しています。

2010年代に4Gによってインターネットへの接続環境が安定したことで、データ量の大きい動画もストレスなく見ることができるようになりました。それに伴ってスマートフォンやタブレットも普及し、今では約75%の日本人がスマートフォンを所持しています。(2018年総務省調査より)

2020年3月には都市部で5Gサービスが開始されています。5Gでは2時間の映画を3秒で読み込めるスピード通信が可能となります。視聴環境がさらに快適になるため動画コンテンツの普及をさらに後押しすることになるでしょう。

リモートワークによるリアルでのタッチポイントの減少

唐突に世界を襲った新型コロナウイルス。感染拡大防止のために在宅勤務が導入されたり、自粛によって行動が制限されたりと世界が一気に「リモート」の時代となりました。

その影響で企業と消費者のリアルでのタッチポイントが激減しています。たとえば、サラリーマンをターゲットに駅構内や電車の車内広告を出稿していた企業は、今までどおりの方法ではターゲットにリーチできません。記者発表会や展示会、セミナーなどを用いたプロモーションも続々と中止となっています。

そこで、場所を問うことなくターゲットにリーチできる動画がマーケティングに生きてきます。

リモート時代の現在は動画の視聴時間が長くなっている傾向にあります。ニールセンモバイルネットビューの調査によると、28歳〜34歳間では2020年3月〜4月の投稿動画アプリの視聴時間が、1月〜2月よりも月間で約平均3時間長くなっているとのことです。

上記のような背景から動画コンテンツ市場は勢いのある成長を遂げてきました。今後、5G導入やリモートワークなどの影響で動画マーケティングがさらに効果的な手法となることが予想できます。

No.2動画マーケティング4つのメリット

では、動画マーケティングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。なぜ費用対効果が高いのかも含め、以下で動画マーケティングのメリットを紹介します。

メリット1:非対面で的確なターゲットへのリーチが可能

前述したように、リモート時代こそ動画の強みを生かせます。動画コンテンツはプラットフォームを通じて配信されるので、対面での接触を必要としません。非対面と場所の制約がない分、多くの人にリーチすることができます。

また、インターネット上のユーザーデータを解析することで個人の特性を非常に細かく抽出することが可能です。つまり、定めたターゲットに的確にリーチできるので、動画マーケティングは非常に効率がよく、費用対効果が高いと言えます。

メリット2:届けられる情報の量が多く、理解が深まる

動画では文字に比べて短時間で多くの情報を伝えることができます。たとえば料理を作る時、レシピの「塩適量」よりも、動画で実際の使用量を見る方が直感的に理解できます。

VIDEO BREWERYによると動画は文字や写真の5,000倍の情報量を同じ時間で伝えられるとのことです。雰囲気や製品のコンセプト、世界観といった文字では表現しにくい要素も視覚的に視聴者に伝えられます。

メリット3:購入率に直結する

The Future of Content Makingのレポートは、製品に関する動画の視聴後には購入率が64%も向上し、「動画視聴後に購入への迷いが少なくなった」と答えた人は購入者の52%に及ぶと報じています。

動画によって理解が深まり「期待に沿う製品だ」と自信がつくことで、購入に直結すると考えられます。

メリット4:動画にストーリー性を持たせると「共感」を得やすい

動画マーケティングは「共感マーケティング」と呼ばれることもあるほど、共感を呼ぶストーリー性のある動画が拡散力を発揮します。動画が製作者の手を離れて勝手に拡散していくようになると、広告コストをかけずに認知を拡大することができます。

また、共感の獲得に成功すると、消費者を製品・ブランドを長く愛してくれる「ファン」になってくれる可能性が高まります。ファンは宣伝コストをかけずに商品を購入し続けてくれ、かつ商品のよさを自ら発信してくれます。マーケティングは「いかにファンを増やすか」にかかっているとも言えます。

No.3動画マーケティングに成功した3つの例

続いて、成功した動画マーケティングの成功例を3つ紹介します。それぞれの動画の背景にあるマーケティング戦略を分析しながら見てみてください!

例1:資生堂 SK-II 「How to動画」

人気化粧系YouTuberの佐々木あさひ氏を起用したYouTube動画です。化粧品の使い方を説明する「How to動画」で広告感が薄く、ターゲットのYouTube視聴者が自然と見ることができる作りとなっています。

例2:RAIZAP

大々的なCMとWeb広告で一気に認知を獲得した例がRAIZAPです。ビフォー・アフターを15秒以内で見せる手法が人々の興味を引き、ダイエットに悩む層を一気に取り込むことに成功しました。

例3:ジャパンネット銀行「はじめてのチュ〜診断」

「ネット銀行」という近付き難いものを若者にアピールするため、「はじめてのチュ〜診断」動画を配信。2020年9月現在では再生回数が640万回を超え、視聴者の多くが診断結果とともにTwitterでリツイートし、認知度の向上につながりました。

No.4動画マーケティングで気を付けるべきこと・成功への5つのポイント

動画マーケティングと言っても、ただ動画を作って配信するだけではありません。動画マーケティングではどのようなことに気を付けるべきでしょうか。成功のために押さえておきたいポイントを紹介します。

「マーケティング」の部分を入念に設計する

動画マーケティングは動画コンテンツを用いた「マーケティング」です。動画自体のクオリティを追求するあまり、肝心のマーケティング部分がおろそかになることがよくあります。

動画作成の達成感を求めてしまいがちですが、ターゲットと目標設定、注意をひくための戦略などマーケティングの土台となる部分こそ入念に設計しましょう。

動画コンテンツを「段階」別に複数用意する

動画コンテンツは1つに絞らず「段階」別に用意することをおすすめします。消費者の行動の段階によって求められる動画が異なります。たとえば、以下のような例が挙げられます。

  1. <「入り口」段階>
  2. 10秒以内に注意を引く、インパクトのある尺の短い動画広告
  3. <「興味を持った」段階>
  4. 共感性のあるストーリーのある動画やブランドコンセプトを伝え、好感度を高める動画
  5. <「購入を検討する」段階>
  6. 商品説明や使い方のデモンストレーション動画、「How to」動画

購入者をファンとして定着させるため、購入客を対象としたキャンペーン動画やレビュー動画、他社製品との比較動画なども効果的だと考えられます。

動画コンテンツの配信手段を適切に選択する

「動画コンテンツ」と言っても動画にはさまざまな種類があり、配信手段とその目的もさまざまです。

  1. 動画広告…YouTubeなどで広告を流し、自社動画への流入をはかるもの
  2. SNSのインフィード広告…Facebook、Twitterなど拡散を前提としたもの
  3. バナー広告…低コスト・ワンクリックで自社サイトへの流入を狙うもの
  4. 動画セミナー…視聴者との深い関係性の構築を狙うもの
  5. 自社サイト…ブランディングのため、SEOからの流入数を増やすためのもの

上記のように配信手段によって目的とする消費者の行動が変化します。目標に見合った配信手段を選択することが大切です。

「PDCA」に加え、さらにスピード感のある「TEFCAS」で回す

マーケティングでは「いかに『PDCA』を速く回すか」と言われますが、動画マーケティングにおいては「PDCA」だけでは不十分です。

動画を出すタイミングや尺、サムネイル画像などでコンバージョン率が大きく変わるため、常にオンタイムで試行錯誤と改善が求められるからです。

そこで動画マーケティングに取り入れたい考え方が「TEFCAS」です 。

  1. ・Trial(試行)
  2. ・Event(出来事)
  3. ・Feedback(フィードバック)
  4. ・Check(確認)
  5. ・Adjust(調整)
  6. ・Success(成功)

まず中心となる「Success(成功像・目標)」、つまりゴールとなる視聴者の行動(購買など)をできるだけ具体的に設定し、あらゆるTrial(試行)</b>を繰り返します。

そして、Event(出来事)はTrialの結果のことです。Eventを観察し、反応を見てFeedback(フィードバック・反省)をします。

その結果をCheck(確認)した後にAdjust(調整)を加え、よりSuccess(目標像)へ近づけます。

PDCAの「Plan(計画)」部分の大切さは言うまでもありませんが、動画マーケティングいおいては実行・改善部分にフォーカスを当てる「TEFCAS」の考え方も不可欠です。

スピード感のあるTEFCASサイクルをどれだけ回すことができるかが、動画マーケティングの成功を左右します。

KGI ・KPIなどの数字を計測・設定する

動画は作っただけで終わらず、各数字を計測して結果を受け止めることが動画マーケティングにおいて大切です。KGI(重要目標達成指標)を設定し、KPI(重要業績評価指標)を細かく計測してください。

KGIは「TEFCAS」の「Success(目標)」にあたるもので、「◯ヶ月後に購入率が◯%アップ」といった最終目的を設定する数字です。KGIを達成するための各要素となる数字がKPIで、動画の視聴回数や視聴時間、共有回数など動画そのもの成果を示します。

ありがちなのが、KPIばかりに捉われ、KGIをおろそかにしてしまうことです。あくまでKPIはKGI達成のための指標に過ぎず、目標を確実に目指していく姿勢が大切だと覚えておきましょう。

スマホからのユーザーを想定する

企画者側はどうしてもパソコンに向かう時間が長いので、パソコンユーザーを想定しがちです。しかし、冒頭でも述べたように2019年時点で動画広告需要の約9割をスマートフォンが占めています。

基本的なことですが、スマートフォンから見られることを意識して動画マーケティングの戦略を立てるようにしてください。

No.5まとめ

いかがでしたか?

今回は動画マーケティングについて解説しました。リモート時代の今だからこそ、非対面で効率よくターゲットにアプローチできる動画コンテンツをマーケティングに取り入れるべきです。

動画マーケティングは簡単ではありません。マーケティング設計とともに、動画コンテンツ自体も質の高いものでなければならないからです。

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