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【ブランデッドムービー/ブランディングムービー】ストーリーと想いを伝えるブランデッドムービーとは

【ブランデッドムービー/ブランディングムービー】ストーリーと想いを伝えるブランデッドムービーとは

ブランデッドムービーはブランディングムービーとも言われます。(ここではブランデッドムービーという名称で紹介致します)

ブランデッドムービーは、企業の価値観や理念をストーリーとともに伝える動画のことです。広告と映画の両方の要素を備えたブランデッドムービーは、見る人の心にストレートに響きます。

「ブランデッドムービーって何?」

「ブランディングに動画を活用したい」

「通常のCMや動画広告とはどう違うの?」

そんな方のため、本文でブランデッドムービーについて徹底解説します。ぜひ、本文を参考にしてください!

No.1ブランデッドコンテンツ・ブランデッドムービーとは?

「ブランデッドコンテンツ」「ブランデッドムービー」は近年広告・映像業界で注目され、企業ブランディングの手法としてよく用いられるようになってきました。

比較的新しい手法であるものの、「ブランデッドコンテンツ」「ブランデッドムービー」がもたらす目覚ましい成果が認識されています。

「ブランデッドコンテンツ」「ブランデッドムービー」とは一体何なのしょうか。

「ブランデッドコンテンツ」の1つが「ブランデッドムービー」

企業の価値観や理念などの「想い」をストーリーの中で描き、ブランド価値の向上や消費者との信頼関係を築くためのものが「ブランデッドコンテンツ」です。

ブランデッドコンテンツの特徴は「企業の価値観・理念など『本質的な部分』を伝える」「視聴者の興味や共感を惹く『ストーリー性・メッセージ性』がある」という点です。そのため、商品宣伝を目的としません。

ブランデッドコンテンツの具体例として以下が挙げられます。

  1. ・ショートフィルム(Web動画含む)
  2. ・アニメ
  3. ・映画
  4. ・漫画
  5. ・音楽
  6. ・小説
  7. ・イベント

これらをまとめて「ブランデッドコンテンツ」と総称し、その1つであるショートフィルムや映画のことを「ブランデッドムービー」と呼んでいます。ブランデッドムービーは、広告と娯楽コンテンツの『ハイブリッド』だとも言えます。

Googleの「3H戦略」から考えるブランデッドムービー

Googleが2014年に提唱したコンテンツストラテジーに「3H戦略」があります。3H戦略は3種類のコンテンツを用意し、消費者に広くアプローチしながら消費者ニーズを満たし、長い関係を築いていくためのものです。

「3H」は以下の3つで構成されます。

  1. HERO (ヒーロー)…人々の注意を引く、思わず共有したくなる「バズ動画」など
  2. HUB(ハブ)…企業とターゲットを結ぶもの、会社説明動画やプロモーション動画など
  3. HELP(ヘルプ)…How to動画などターゲットの疑問・ニーズに応えるコンテンツ

ブランデッドムービーはかつてHEROとHELPの間に位置する「HUB」動画にあたるものと位置付けられることがよくありました。

しかし、昨今のブランデッドムービーはHUBコンテンツにとどまりません。企業やブランドの理念の1つを背負い、人々の注意を惹くバズ動画=「HERO」コンテンツとしての役割を果たすようにもなってきました。

注意を引くだけでなく、企業の世界観を伝えて視聴者を強く惹きつけるブランデッド動画は、消費者と企業の長期的な関係構築のきっかけを作り出すことができます。

そのため、ブランデッドムービーを作成する時にはその動画が「HERO」となれるかどうかを確認することが大切です。視聴者が注目してくれるのか、そして動画の視聴に終始せず企業やブランドの「ファン」になってもらえるのかどうか、という視点で企画を練ってみてください。

▼併せて読みたい!

動画マーケティングの基本「3H戦略」と、注目される「マイクロモーメント」について解説 ⇒click

動画マーケティングの基本「3H戦略」と、注目される「マイクロモーメント」について解説

No.2ブランデッドムービーと従来の動画広告の違いとは?

ブランデッドムービーはインターネット上で配信されることがほとんどです。なら、従来の動画広告と一緒ではないのか?と気になった方もいるかもしれません。

以下でブランデッドムービーと動画広告の違いを比較してみましょう。

ブランデッドムービー 動画広告
目的 価値観・世界観の共有 商品やサービスの宣伝・認知拡大
1分〜10分程度 5秒〜30秒程度
配信先プラットフォーム 限られる 複数組み合わせる
ターゲット視聴者の姿勢 能動的 受動的
ストーリー性の有無 有り 無いことが多い
リーチ数予測 難しい ある程度可能

動画広告はYouTubeの再生時に5秒〜10秒流れるものをイメージするとわかりやすいと思います。動画広告は売上に直結する商品やサービスの宣伝を目的としていますが、ブランデッドムービーは企業の本質的な想いを伝えるものです。

ブランデッドムービーはストーリーによって視聴者を引き込むものなので、コンセプトは映画と重なる部分があります。そのため、「強制的に見せられる」動画広告と違い、視聴者が能動的に「見たくて見る」ものだと言えます。

そして、ブランデッドムービーはYouTubeなどで一般配信するので、「どれだけ話題にのぼるか」「どれだけの人にリーチするのか」ということはあらかじめ正確な予測が立てられません。一方、動画広告はYouTubeに加えてFacebookやTwitterなどのSNSでも配信することが多いので、プラットフォームのターゲット設定であらかじめある程度のリーチ数を把握できます。

両者は異なる役割を担っているため、目的に合わせて使い分けることが大切です。

No.3ストーリーに注目!ブランデッドムービー3選

続いてはブランデッドムービーの傑作を3つ紹介します。企業の伝える世界観や理念を感じ取りながら、ストーリーを楽しんでください!

北欧、暮らしの道具店「青葉家のテーブル」

ブランデッドムービーの成功事例のもはや定番となった「青葉家のテーブル」シリーズ。北欧、暮らしの道具店が掲げる「フィットする暮らし」が主人公の料理シーンを中心に丁寧に描かれています。

人間関係の悩みを抱える登場人物で共感を呼び、実際の商品を使ってブランドの世界観を可視化しており、「青葉家のテーブル」第1回は2021年7月現在179万回以上再生されています。

北欧、暮らしの道具店は「リピーターが顧客の96%」(withnewsより)を占めており、ブランディングに大成功しています。

内部リンク:『青葉家のテーブル』から学ぶブランデッドコンテンツとは

BMW「青い手」

「かっこいい」「高級」そんなイメージが強いBMWが、藍染職人の父とその息子を描いた心温まるショートフィルムを作成しました。19分とブランデッドムービーの中でも長めの尺ですが、ストーリーに引き込まれて時間を忘れてしまいます。

そして、アジアの広告フェスティバル「スパイクスアジア2019」ではフィルム部門でブロンズに輝きました。

車の原体験は誰にとっても、親との思い出ではないでしょうか。親と子をつなぐ象徴としての「車」、そしてものづくりへの「クラフトマンシップ」を重んじる企業理念を伝えています。

Take Note「Note」

カナダのトロントにある文房具店「Take Note」によるブランデッドムービーで、2017年に「Branded Shorts of the Year 2017」を受賞しました。

スマートフォンから簡単にメッセージが送れるこの時代に、紙とペンで言葉を綴ることがこんなにも美しいことだと気づかされます。ストーリー中の手書きのメモのやりとりは、人生を通して続いていきます。

「紙とペンで想いを伝えられる人がいることの幸せ」が、切なく伝わってきます。つい、手紙を書きたくなってしまいます。

No.4ブランデッドムービー作成時の5つのポイント

ブランディングのためにブランデッドムービーを作成したくても、なかなか難しいように感じるかもしれません。

確かに、ブランデッドムービーの作成は決して簡単な作業ではありません。映画やドラマ同様ストーリーの質で勝負しなければならないからです。それでも、押さえておくと「成功しやすい」というポイントがあります。

ブランデッドムービー作成の際には以下の5つの点を意識してみてください。

  1. ・「共有される」ことを意識してコンテンツを作成する
  2. ・ストーリーや世界観を確立させ、ブレないものにする
  3. ・無理に商品やサービスを出そうとしない
  4. ・編集スタイルやフォーマットを統一する
  5. ・年間を通して複数回リリースをする

それぞれのポイントについて解説します。

「共有される」ことを意識してコンテンツを作成する

ブランデッドコンテンツはYouTubeに一般配信するため、テレビCMのように一度に大勢の人にリーチすることができるわけではありません。

広告を打たずにブランデッドコンテンツを広げるためには「共有されるかどうか」にかかっています。

「ついSNSで感想を言いたくなる」「友達にもおすすめしたくなる」そんなストーリーを軸に据え、エンタメとしての魅力あるコンテンツ作りが大切です。

ストーリーや世界観を確立させ、ブレないものにする

ブランデッドムービーはその後何年にも渡って多くの人に見られることを想定しておきましょう。

ブランデッドムービーは長期的に企業のブランドイメージ確立に貢献するものだからです。ストーリーや世界観・企業理念など「伝えたいメッセージ」が年数を経てもブレないよう、確固としたものに仕上げる必要があります。

無理に商品やサービスを出そうとしない

せっかくだから、と商品やサービスをムービー内に登場させたくなってしまうものです。

しかし、ブランデッドムービーの視聴者は「宣伝」と感じると興醒めし、離れてしまいます。

ストーリーの中で自然に登場させることができなければ、無理に商品やサービスをアピールすることは控えてください。

編集スタイルやトーンを統一する

ブランデッドムービーのゴールは、視聴者に企業が意図したブランドイメージを抱いてもらうことです。たとえば、「iPhoneのショートムービー」と聞いた時、思い浮かぶ絵やイメージがあるでしょう。Appleは一貫性のあるトーンでショートムービーを配信・放映し、ブランディングをしているからです。

ブランデッドムービーを複数制作することをおすすめしましたが、ムービーの編集スタイルやトーン、フォーマットなどを統一し、見た人が誰でも「この企業の動画だ」とわかるものにすることが大切です。ブランドイメージを定着させる必要があります。

年間を通して複数回リリースをする

ブランドの理念や世界観は、1つの動画だけではなかなか伝わりません。同じことを、テーマを変えながら何度も発信することでターゲットに浸透していきます。

そのため、ブランデッドムービーは年間を通して複数回りリリースすることをおすすめします。

No.5まとめ

いかがでしたか?

今回はブランデッドコンテンツの1つ「ブランデッドムービー」について解説しました。ブランデッドムービーはストーリーの中で企業の想いや価値観を伝え、視聴者と確固とした関係を作る方法として最適です。

「ブランデッドムービーを作ってみたい」「ブランディングムービーの制作を相談したい」という方はぜひDirect Creatorsにご相談ください。映画やドラマを制作しているようなプロのクリエイターが想いを伝えるためのストーリー作りをしっかりとお手伝いします。ご予算に応じて柔軟に対応できるので、お気軽にお問い合わせください!

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