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Movie 企業・会社紹介用の動画制作
会社紹介動画を魅力的に仕上げるコツ! 企業・事業の価値をしっかり伝える映像制作のことを初心者向けにプロが分かりやすく解説
会社紹介を動画でつくろうと思っている人向けに、動画制作のポイントをご紹介します。
会社紹介の重要性が高まっています。トライベック・ブランド戦略研究所の調査によると、7割以上のユーザーが、「企業を理解するために重要と思う」と回答しているほどです。
動画を制作してほしいんだけど、業界のことがよくわからずに困っている方向けに、ご説明します。
「動画の制作って、どこで誰に相談すればいいの?」
「制作会社に依頼すると高額な制作費にならない?」
「つくった動画を色んなところで活用したい場合は?」
このような疑問、お悩みがある方はスッキリ解消するでしょう。
No.1発注者が知っておくべき、会社紹介の動画、映像制作の基本
制作の全体的な流れ
会社紹介の動画を作りたいけど一体どのような手順で進めればいいか分からない、という方も多いのではないでしょうか?
そのような方に向け、依頼者側から見た映像制作の流れや方法を具体的に説明していきますので、下記を参考にしてください。
- ・ヒアリング・打ち合わせ
映像の内容や方向性を決めていきます - ・企画書
ヒアリングと打ち合わせの内容から企画書が作られます(内容をブラッシュアップする必要があれば差し戻し) - ・台本
企画書を元に台本が作られます(内容をブラッシュアップする必要があれば差し戻し) - ・撮影準備
撮影に必要なロケ場所や小道具の用意、必要であればキャスティングを行います - ・撮影
台本を元に撮影が行われます - ・編集
撮影した映像を編集し、テロップや視覚効果を足します(仮編集を見てブラッシュアップする必要があれば差し戻し) - ・音入れ
音楽やナレーション、効果音を足していきます - ・納品
試写後、問題がなければ希望のフォーマットで納品されます(.mp4が活用しやすい)
こうして並べてみると、以外に手順が多いと感じる方も多いでしょう。だいたい発注から納品までは、最低2ヶ月~という所が多いですが、安いプランで早めに納品を提案している会社などもあるので予算に合わせて検討してください。
制作費用の相場観
会社紹介の動画を作るには一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
各制作会社によりますが、一般的には数十万~数百万程度と幅があるのが特徴です。企業案内のテンプレートがあるプランや、すでにある映像の再利用などで予算を押さえる場合もありますし、撮影自体の日程・人数を少なくする事で低価格のプランを用意している会社もあります。
基本的にはクオリティに比例して予算は上がっていきますが、低価格帯がすべて低クオリティという訳ではありません。決められた範囲内の制作で最大限のパフォーマンスをする会社もあります。
逆に、3DCGを利用して凝った演出をしたり、使う機材をハイスペックにし、色々なアプローチで撮影をする企画の場合は予算も上がってしまいます。ただ費用が高ければ必ずハイクオリティとも言い切れませんので、依頼したい内容やイメージに合っているかを実績などで確認することも大切になってきます。
様々な活用シーン
社内での活用:人材採用、入社式、新人研修など
では実際に完成した動画をどのようにビジネスに活かしていけばいいのでしょうか?
社内での活用方法としては、人材採用・入社式・新人研修などです。例えば採用動画の場合、就職活動中に企業のホームページや特設ページを参考にする人が多くいます。
その場合は、テキストと画像のみで働く環境や仕事の詳しい内容を掴むしかありません。しかし動画が1つプラスされていれば、テキストでは表現できない社内の雰囲気を伝えることができます。
入社式や新人研修でも同じように活用が期待できます。動画はテキストより多くの情報を伝えられますので、会社全体のリアルなイメージを知ってもらうにはとても良い方法と言えるでしょう。
社外での活用:企業広報、商品広報など
近ごろ多く見られるようになったのは、企業広報や商品広報として動画を利用するパターンです。
企業や商品の魅力を、テキストや画像だけで伝えるのは簡単ではありません。その点動画は情報量が多いのが特徴です。ホームページを見るより、ポイントや魅力が伝わりやすくなりますね。また、SNSでの拡散にも動画は向いているため、より多くのユーザーに情報を届けることができます。
もともとあなたの会社や取り扱う商品を知りがっていた人だけでなく、たまたま目にした新しい顧客につながる可能性があるので、ぜひ活用していただきたいです。
No.2会社紹介動画の制作で担当者が把握しておく3つのステップ
会社紹介の動画内容を明確にしておく
映像制作会社へ相談する概要をまとると話がはやい
初めて映像制作会社に依頼する場合、多くの方が困るのは「どんな内容にしたいと伝えたらいいのか?」ということではないでしょうか。
もちろん依頼者の方が目指すゴールに向けて映像制作会社も慎重に打ち合わせを重ねます。細かなヒアリングで制作意図を汲み取ってくれますが、よりスムーズに打ち合わせを進めるためにも、事前に伝えたい内容を考えておくといいでしょう。
その場合、依頼者側の担当も一人であることが望ましいです。社内の合意についてもその担当が窓口になるよう、意見をまとめてください。
どんな内容を整理すればいいの?(5w3h、定性・定量的なこと)
では実際にどのような内容を整理し、相手に伝えると良いのでしょうか?
ポイントは、分かっているものは数字を用いて具体的に。まだ決定していないことについては抽象的でもいいので、出来るだけ多くのイメージや希望を伝えることです。
具体的な例としては以下の内容となります。
- ・予算
- ・納期スケジュール
- ・納品のフォーマット(ファイル形式)
- ・制作意図
- ・ターゲット
- ・メッセージ
- ・活用方法
- ・ゴール
また制作意図やメッセージが曖昧でどう表現していいか分からない場合には、ビジネス等でよく使われている「5W3H」(いつ・どこで・誰が・なぜ・何を・どのように・どのくらい・いくら)を活用し、考えてみてください。
埋めるだけで完成する概要整理シート
映像制作会社への依頼で事前に決めておくべきことをご紹介させていただきました。
よろしければ簡単に一枚で把握できる「概要整理シート」も準備致しましたので、参考にしていただくか実際に利用してみてください。
映像や動画を制作する会社を知る
公開されている情報から知る
まずどこに決めたらいいのか迷ったら、ネットの検索でヒットした映像制作会社のホームページを数件覗いてみてください。
そしてそのホームページに載っている、今まで担当した実績のサンプル・制作会社の規模・制作体制(人数)などを確認し、サンプルから今回作りたいと考えている動画近いか?似ているか?検討してみましょう。
次に費用ですが、パッケージ料金や大まかな料金の枠をホームページに書いてある会社と、一度メールでの問い合わせを希望する会社とあります。依頼したい制作会社が内容を知ってから見積もりメールを出したい所なのであれば、まずメールで聞いてみてください。
これらを踏まえ、予算を重視する場合は予算から。クオリティを重視する場合はクオリティから制作会社を絞っていきましょう。
良さそうな会社へ問い合わせてみる(整理した資料を共有すればスムーズ)
いくつか映像制作会社を絞れたら、その全ての会社に問い合わせをします。他の所にも問い合わせをしていることに気分を害するような制作会社はあまりオススメ出来ませんので、遠慮なく納得のいく映像制作会社を選んでください。
また問い合わせの際は、こちらで用意した「概要整理シート」を活用してみてください。相手の聞きたいことを事前に用意しておくことで、問い合わせの返答から自分がイメージする動画が作れそうかを判断できます。
担当者の対応もしっかりチェックする:意図を汲んでくれることが大事
問い合わせや様々なやり取りから、映像制作会社の担当と何度も打ち合わせを重ねることとなります。その際、相手がキチンとこちらの意図を汲んでいるか?と良くチェックしてみてください。
どうも言いたいことが伝わらない……。
プロとしての視点で提案をしてくれない……。
その他、対応や受け答えが曖昧だったり、返事が遅い、などは良くない傾向と言えるでしょう。
会社紹介のような案件は、発注から納品までいくつものプロセスを複雑に積み上げていく作業となります。時間や費用をムダにしないためにも、安心して任せられる担当かを見極める必要があります。
非公開の情報も聞く:実績や体制、カバーできる範囲や業務の忙しさなど
会社紹介の動画を作るにあたって、一体どういった映像制作会社や担当ならいいのか?と迷ったとき、非公開の情報を聞くことも1つの目安です。ホームページに記載されていない実績や撮影の体制(規模・人数)などでもいいですし、その制作会社がどの程度までカバーしてくれるのかを聞いてみるのもいいでしょう。
映像制作会社によっては会社紹介やセミナーは作れるがCMは対応していなかったり、映像の制作までを完了とし、その後に動画を活かすためのノウハウがなかったりと様々です。
また、忙しすぎてなかなか時間の取れない制作会社も困るので、時期的に忙しすぎないか確認してみてください。なるべく打ち合わせを重ねられる制作会社を選んだほうがいいので、あまにもバタバタしているのはオススメできません。
比較・検討をする
比較するときにポイント
最終的にどの映像制作会社にするか決めるとき、比較・検討をするポイントは以下のようになります。
- ・実績のある会社か
- ・依頼に合ったクオリティか
- ・予算や納期スケジュールが明確で希望と合致しているか
- ・しっかりとしたサポート体制で担当が意図を汲んでくれるか
- ・企画力があり仕上がりをイメージできるか
- ・納品データの保管は行っているか
これらを踏まえ、最終的な決断をしていただくと動画を作る時にすれ違いが少なく済みます。
そして最終的に納品されたあとのデータの取り扱いにも注意が必要です。制作会社によって保管の期間は変動がありますが、納品後のマスターデータを残さない会社もあります。その場合、時間を経て修正すべき点が発生しても対応をしてもらえません。
クラウドソーシングってありなの?
映像制作会社に依頼するより比較的安く済むので、クラウドソーシングの利用も候補にあがり迷ったりしませんか?
違いは自分の会社にスタッフが揃っているのではなく、フリーランスがメインだと言うこと。そのためフットワークが軽いのが特徴です。決定にかかる時間はその担当者がトップとなっているので、短く済むと考えられますね。
しかし、クラウドソーシング型の依頼の場合、不特定多数から相手を選ばなくてはいけませんので、クオリティのバラつきが発生します。制作体制もフリーランス同士で組むため、万が一スタッフが倒れたり、何らかの理由で参加できなくなった場合に代わりのスタッフを用意するのは時間がかかることも。
これらを踏まえて検討する必要があるでしょう。
価格だけを基準にすることはオススメしない
安く会社紹介の動画が作れる映像制作会社やフリーランスも複数ありますが、安いには安い理由ももちろん存在します。
その多くはスタッフや日数を減らすことだったり、すでに存在するフォーマットやテンプレートに落とし込み自由のきかない制作となることがほとんどです。
「できるだけ安い予算で作りたい」という希望が最も重要なのであれば別ですが、動画を作ることで今後に活用したいという目的があったり、伝えたいメッセージや自社の雰囲気を大切にしたい場合には、予算とクオリティのバランスから選ぶことをオススメします。
No.3まとめ
「どうやって会社紹介の動画を依頼したらいいの?」という疑問は、このようなプロセスを経て解消できるとおわかり頂けたでしょうか。
動画制作に限らず、何かを外部に発注し形の無いものを作り上げるというのは大変な作業です。
まず全体の流れを把握し予算・活用シーンの想定など、社内の仲間や上司に相談しながら決めて行かなくてはなりません。
そのために、事前に様々な事をある程度明確にしておく必要もあります。
こちらに載せた「概要整理シート」などを使い、自社の求める会社紹介の動画が一体どんなものなのか、出来るだけ多くイメージして相手に伝えてください。
また制作会社に問い合わせをして、実際に打ち合わせが始まれば担当者の人柄や実績などから迷うことも出てくるかと思います。そのような時は遠慮なく、不安に思っていることや悩みを相談していただくと解決の糸口が見つかるかもしれません。
特に、分かりにくいのが見積もり・予算の内訳です。
専門的な用語もありますし、なぜそれが必要なのかはプロにしか分からない分野でもあります。理解出来ていないままだとのちに困ることも出てきますので、キチンと把握しておくことが大事です。
安心して完成まで進めるよう、映像制作会社とタッグを組むつもりで打ち合わせを重ねるといいでしょう。
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作りたい映像のイメージがまだ明確でない、はじめてでどのクリエイターを選んで良いかわからないという場合には、こちらからPMにご相談ください。
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