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effect バイラル動画の効果

バイラル動画の効果とは?低コストで最大限のリーチ!具体例とそのリスクも解説

バイラル動画の効果とは?低コストで最大限のリーチ!具体例とそのリスクも解説

「自社の動画をバズらせたい」

「バイラル動画を作ってみたい」

「バイラル動画で知名度を高めたい」

企業や商品のプロモーションを考える時に、バイラル動画が選択肢に挙がった経験があるかもしれません。バイラル動画は時に思いがけないほど広く拡散され、時には世界中から注目を浴びることもあるほどです。

「バイラル動画にどんな効果があるのか」ということまで考えたことはありますか。実は、バイラル動画の効果は知名度の向上だけではありません。バイラル動画を効果的にプロモーション戦略に組み込むことで、さまざまな効果を発揮します。

今回はバイラル動画の効果について説明します。動画プロモーションを考えているなら、ぜひ参考にしてください。

No.1バイラル動画とは「ウイルスのように」急速に広がる動画のこと

バイラル動画の「Viral」は「ウイルスの」「ウイルス性」という意味です。ウイルスが爆発的に感染していくように、動画が人と人との間で共有され、瞬く間に拡散されていく様子を表しています。

つまり、多くの人々の間で急速に拡散される動画が「バイラル動画」です。たとえばピコ太郎の「PPAP」のYouTube動画は2ヶ月で5,000万回、PSYの「江南スタイル」は2ヶ月で1億回再生されました。この2つは世界的に拡散されたバイラル動画の代表だと言えます。

No.2コスト削減・好感度アップ!バイラル動画の効果

バイラル動画はうまく活用すると、プロモーションやブランディングにとても効果的です。以下で、バイラル動画の効果を説明します。

低コストで多くの人にリーチ

バイラル動画はコストをかけずに、多くの人にリーチすることができます。

TwitterやFacebookなどSNSで拡散されることが前提なので、テレビCMのようにメディアに多額の出稿費がかかりません。バイラル動画は低コストでテレビCMに劣らないと言えるほど多数の人に届けることもできます。

企業やサービスの認知度を一気に高めることができるのはバイラル動画ならではです。

ターゲットに的確に届く

バイラル動画はきちんと設計すればターゲットに的確に届けられるという効果もあります。バイラル動画はSNSで拡散されるものです。ターゲットをSNSの利用層に定め、ユーザーの嗜好に合わせた動画を作ることでターゲットの間での拡散を図ることができます。

ただし、ターゲットは比較的若年層に限られます。50代以上にリーチしたい場合は今でもテレビ広告や新聞広告の方が有効だと言えるので、出稿するプラットフォームの利用層と動画のターゲットが一致しているかどうか、あらかじめ確認しておいてください。

ブランディングにつながる・企業への好感度を高められる

動画は企業のブランドイメージを伝えるのに非常に有効な手段です。加えてバイラル動画は「おもしろい」「共感できる」という要素を含んでいるため、バイラル動画をプロモーションに活用すると、ターゲットは企業やブランドへ良い印象を持つようになるになる効果が見込めます。

「話題の動画の企業」にはあ信頼感が増すものです。結果として商品やサービスの購入への心理的なハードルが下がり、売上につなげやすくなります。

No.3バイラル動画の効果を最大化するためのポイント

バイラル動画の効果を最大化するためのポイントとして、以下の6つが挙げられます。

  1. ・宣伝・広告感を出さない
  2. ・他社の成功事例の真似しすぎない(目新しさが大切)
  3. ・インパクトもしくは共感性のある内容にする
  4. ・インフルエンサーにシェアしてもらう
  5. ・情勢やイベントなどを取り入れる
  6. ・売上までの導線設計をしっかりしておく
  7. ・出稿するメディアを適切に選ぶ

視聴者は「広告」感を嫌います。広告感が出過ぎるとシェアされづらくなることを念頭に置いておきましょう。

また、情勢やイベントなどを取り入れた内容にすると拡散力がアップします。たとえば新型コロナによる外出制限は世界中の人が経験しています。そのような「多くの人が共感できる」ことをモチーフにすると、日本だけでなく海外にまで拡散する可能性が考えられます。

そして動画を出稿するメディアの選び方も大切です。たとえば、YouTubeとTikTokならユーザー層が異なるのは肌感でもわかるかと思います。ターゲットにあわせてメディアを適切に選べば、拡散が加速します。

と言っても、上記全部を押さえようとして考えすぎる必要はありません。作り込みすぎるとかえって拡散されにくくなったりするのが、バイラル動画の難しいところでもあります。

No.4効果的なバイラル動画の事例

続いては、効果的なバイラル動画の事例として以下の4つを紹介します。以下の4つとも、口コミを利用してバイラルとなった動画です。

事例1:テスラVSフォード

バイラル動画の非常によい例が、この「テスラVSフォード」です。

アメリカのテスラ社が電気トラック「Cybertruck」を発表した際、「フォード社の『F-150』よりも性能がよい」ことを示すため、F-150との力比べにCybertruckが勝つ短い動画がTwitterに投稿されたのです。フォード社はこの勝負が不当だったと異議を唱え、リベンジを申し込みました。

一連の騒動を受けて動画は急速に拡散され、Cybertruckの知名度は急上昇しました。予約開始1週間経たずに25万台も契約が決まったそうです。

映像自体のインパクト、フォード社の反応、動画を見た人の「誰かに伝えたい」心理などが重なってバイラルとなった動画です。

事例2:LGエレクトロニクス「Ultra Reality- what would you do in the situation?」

この動画は見たことがある方も多いかもしれません。LGエレクトロニクスが自社のディスプレイの品質の高さを示そうと、ドッキリを仕掛けた動画です。

オフィスに面接に来たターゲットが窓だと思っているのは、実はLGのディスプレイです。ディスプレイが映す街中に突如隕石が落ち、爆風がオフィスまで迫ってきます。ターゲットのあまりの驚きから、「いかにLGのディスプレイが高品質なのか」を表現しています。

アイデアのインパクトとターゲットの驚き方へのおもしろさから一気に話題になり、世界中に拡散されたバイラル動画です。

事例3:アロンアルファ「君にくっつけ!」

東亞合成株式会社の瞬間接着剤「アロンアルファ」のプロモーション動画が、SNSで大いに話題になりました。

「アロンアルファ」をモチーフにした恋愛アニメが「おもしろい」「斬新」と若年層にインパクトを与えたのです。動画を見ると豊富なつっこみどころを用意することで拡散しやすいように設計されていることがわかります。

宣伝に対してターゲットが冷めてしまうことが多いのですが、この動画の場合は宣伝感を大体的に表したのが潔さとして受け入れられました。結果、広告とわかっていて多くの人が視聴したのです。

事例4:TOSANDO music CM

中小企業でもバイラル動画を作れることを証明したのが、この「TOSANDO music CM 披露宴編」です。

岩手県で音楽教室や書店を持つ東山堂のテレビCMとして作られたこの動画は「結婚式」「父と娘の絆」という共感しやすいテーマによって多くの人の感動を呼び、YouTubeの再生回数は390万回を超えています。(2020年5月現在)

このCMは「アジア太平洋広告祭2015」に入賞し、さらに話題に拍車をかけました。1本のローカルCMがバイラルとなり、世界的に評価されたのです。

No.5バイラル動画の知っておくべき3つのリスク

バイラル動画には、もちろんリスクもあります。バイラル動画をプロモーション戦略に利用するなら、リスクを正しく把握しておくことが欠かせません。以下で説明するバイラル動画のリスクを、まずは検討してみてください。

どこまで拡散するのか予想が立たない

バイラル動画は、どこまで拡散するのかはリリースしてみないとわかりません。そのため、費用対効果を予測しづらく、反響の見込みが立ちません。

バイラルになることを狙い、多額の制作費をかけた動画がまったく話題にならない可能性もあります。

出稿先のプラットフォームの影響を受けることがある

たとえばYouTubeやFacebookなどは独自の広告アルゴニズムによって広告をフィルタリングしています。バイラルを狙った動画として出稿しても、突然の広告アルゴニズムの変更によって動画が表示される回数が減少したり、狙ったとおりに拡散されなかったりすることが考えられます。

出向先のプラットフォームのルールには従わざるをえず、広告アルゴニズムの変更のタイミングは予測が立たないため、避けられないリスクです。

マイナス評価が波及することもある

バイラル動画の拡散力・波及力のスピードは非常に速く、SNS上でどんどんシェアされていきます。それがポジティブな評価ならよいのですが、時にはネガティブな評価が膨れ上がって「炎上」することも考えられます。

一度炎上してしまうとマイナスイメージを拭うのが非常に困難であり、売上に直接的に影響を及ぼすこともめずらしくありません。

たとえば、2019年のロフトのバレンタイン広告です。お互いをほめ合っているようで、実は馬鹿にしているという「女子の友情」をモチーフにし、グラフィックや動画広告によるバレンタインプロモーションを実施しました。

動画リリース後に批判が殺到し、動画はYouTubeから削除され、ロフトは謝罪文を出すに至りました。このバイラル動画がロフトのブランドイメージを大きく傷つけたことはいなめません。内容の精査が必要不可欠です。

引用:Huffpost

No.6【補足】バイラル動画を効果的に利用するための「HHH戦略」とは

動画マーケティングの基本の1つに、Googleが提唱している「HHH戦略」が挙げられます。「HHH」とは以下の3つの言葉の頭文字から来ています。

  1. ・HEROコンテンツ…人を呼びよせるコンテンツ、バイラル動画のこと
  2. ・HUBコンテンツ…定期配信・サブスクリプションなど企業と顧客をつなぐ動画
  3. ・HELPコンテンツ…お役立ち動画、紹介動画、Q&A動画など

HEROコンテンツはバイラル動画のことで、集客や知名度の向上に役立ちます。HUBコンテンツは企業と顧客をつなぐ持続的・継続的なコンテンツのことで、動画以外も含まれ亜ます。商品レビュー動画や紹介動画、インタビュー、ゲームなどがHUBコンテンツにあたります。

HELPコンテンツは検索から流入してきた、興味を持っている人のニーズに応える動画です。YouTubeチャンネルを作る時には、HELPコンテンツの充実度が大切です。

バイラル動画を作る時、「HERO」コンテンツの制作にフォーカスするだけでなく、同時にHUBコンテンツやHELPコンテンツを用意しておきましょう。興味を持って集まってくれた人たちが顧客となり、持続的な関係を築くことができるようになります。

バイラル動画を効果的に活用するためにも、この「HHH戦略」をぜひ意識してみてください。

No.7まとめ

いかがでしたか?今回はバイラル動画の効果について説明しました。

バイラル動画の効果は単純に広告を打つよりもターゲットに的確に届き、強いインプレッションを残すことができます。プロモーション戦略の一環として、ぜひバイラル動画の制作の検討をしてみてはいかがでしょうか。

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