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【海外版】ご当地PR動画で観光&移住プロモーション!12の成功事例を紹介

【海外版】ご当地PR動画で観光&移住プロモーション!12の成功事例を紹介

新型コロナの影響で観光業界にとって厳しい状況が続いています。それでも、ワクチンの接種が世界各国で進んでおり、また世界中を人々が行き来する時が来ることでしょう。

アフターコロナの時代が来れば、今までのダメージを取り返すためにもインバウンドを狙う必要があります。そこで、今回は外国人観光客へのアプローチを考えている方のため、海外のご当地PR動画を紹介します。

「外国人観光客の興味を引くような動画を作りたい」

「海外ではどんなご当地動画が作られているの?」

「海外の観光プロモーションの成功例を知っておきたい」

上記の疑問に、本文で実際の動画を紹介しながら答えます。思わず旅に出たくなる、ワクワクする海外のご当地動画をぜひ本文でチェックしてみてください!

No.1景色やカメラワークで訴える!観光動画4本

景色や街、食そして地元の人々はどの街にとっても観光客を惹きつけるための重要な要素です。多くの国やトラベルエージェンシーそしてクリエイターたち各々が「旅行」「観光」をテーマにした作品を作っています。

以下では、その中でも特に優れている再生回数の多い4本を紹介します。

日本 “Where tradition meets future”

まずは、海外旅行者へ日本をプロモーションする動画を見てみましょう。ご当地動画の傑作と言えるかもしれません。2016年に公開され、2021年1月現在は950万回以上再生されています。

スピード感のあるカメラワークは、外国人が “Speechless(言葉がでない)”と表現するほど。

「伝統と未来が出会う場所、日本」のタイトルに恥じない、クールジャパンを再認識することができます。

インド “Incredible India by India & You”

高い編集技術を駆使し、混沌としたインドとそこに住む人々を切り抜いた1本です。

めまぐるしいカメラワークは、まさにインドそのもの。海、山、都会、人に動物が次々と登場します。

プロジェクト名の「by India & You」が表現しているように、動画の中に現れる何に興味を惹かれるのか、その対象によってそれぞれの「自分とインド」を想像することができるのがポイントです。

トルコ “Watchtower of Turkey”

2014年に公開されたこの動画は、「現代の旅行動画の原点」であり、この作品を超えるものはないと言われることもあります。

目が回るようなトルコの姿に見入っているうちに動画が終わってしまうほど引きつけられてしまいます。一度動画を再生すれば、「名作」とよばれる理由がわかるはずです。

インドネシア “Wonderful Indonesia Virtual Journey”

インドネシアの観光省によって作られたこの動画は “Virtual Journey”の名前にふさわしく、まるで旅をしているような気分になれる1本です。

インドネシアのことを知らない人さえもつい画面に見入ってしまうほど、美しく壮大な自然が視聴者の旅行欲を刺激します。

No.2凝った演出のご当地PR動画4本

ストレートに国の魅力を伝えるのもいいですが、メッセージの伝え方が凝っていると動画から目を離せなくなってしまうものです。

演出が一工夫されており、つい画面に見入ってしまうような動画を紹介します。

イギリス・アイルランド “Fill your heart with Ireland”

この動画は、実験的な手法で編集されたものです。ある夫婦をアイルランドに招待し、脈拍を図る装置とカメラをつけて旅をしてもらいました。

“Listen to your heart(心の声を聞け)”との表現が動画内でも出てきますが、「夫婦の脈拍が高まった(=ワクワクした)瞬間」を切り取って編集されたのがこの動画です。

製作者サイドで利用するシーンを決めるのではなく、文字通り「心の声」に従って編集を進める、このおもしろいコンセプトが高く評価されました。

インド・カシミール州 ”The Warmest Place on Earth”

豊かな自然やインド本土とは異なる文化、そして厳しい寒さで知られるカシミール州。カシミール州を、「The Warmest Place on Earth(地球で一番あたたかい場所)」と表現する理由は人のやさしさにありました。

旅行者カップルをタクシーの運転手があたたかくもてなしてくれます。タクシー運転手は観光客の男性に、車内に置き忘れた携帯電話を届けます。電話の主は、なんと本物のタクシー運転手からでした。つまり、運転手だと思っていた男性はまったく関係のない人だったにもかかわらず、本当のことを伝えずに2人をもてなし続けていたのです。

本編は主にヒンディー語で進みますが、それでもカシミール人男性のやわらかな表情には心を動かされることでしょう。

オーストラリア “Mate song” Tourism Australia Ad

オーストラリアと関係の深いイギリス人に向け、オーストラリアへの旅行を促すご当地動画。

残念ながらこのユニークな歌詞は日本語に訳されていないのですが、「私たちは(イギリス人と)同じ言語を話します」「母音以外ね!」など、オーストラリアとイギリスに関するジョークが散りばめられています。

綺麗な景色に終始するだけでなく、ヌーディストビーチやかわいいクオッカなども登場し、視聴者を飽きさせない工夫に富んでいます。

フィリピン “Wake up in the Philippines”

フィリピンの雄大な自然を、ドローンによる撮影で見事に映し出しているこちらの動画はフィリピンの観光局によって作成されました。

そして何より、この動画は「コロナ禍の中作成され、リリースされた」ことに意義があります。

「再び旅行ができる日まで、家で過ごしましょう。(フィリピンを)夢見て、フィリピンで目覚めましょう」とのコピーが力強く、ぐっとくるものを感じるかもしれません。

この動画のように、コロナ禍でも未来の状況の改善を見越し、人々から忘れられないようにするための努力も必要だと言えます。

ポルトガルのご当地動画 ”Can’t Skip Hope”もまったく同じ文脈で作られています。

No.3体験を巻き込んだしかけがおもしろい クリエイティブな動画4本

動画というよりも統合的広告プロモーションと呼ぶ方が正しいかもしれません。動画作りそのものよりも、どれもアイデア出しに非常に時間がかかっていることがわかります。

アイデアが光る体験的でクリエイティブな動画を見てみましょう。

スイス・グラウビュンデン地方 “The Great Escape”

この動画は、忙しい都会の人々にスイスの美しい田舎町グラウビュンデンへ訪れてもらうためのプロモーションの一環として作られました。都会の大きな駅のパネルから、グラウビュンデンに住む男性が人々に話しかけます。

それだけでなく、今すぐ使わなければならない電車のチケットまでパネルから出てきます!

本当にグラウビュンデンを訪れる人はいるのでしょうか?ワクワクしながら見てしまいます。

フランス “Europe, it’s just next door”

ヨーロッパは地続きのため、電車で海外旅行ができてしまいます。フランスの国鉄SNCFが、「近隣国を旅しよう」とのメッセージをユニークな方法で訴えかけました。

フランス・パリに突如現れたドア。実は、それぞれのドアはイタリアのミラノやスペインのバルセロナなど近隣国の人々とリアルタイムで繋がることができるものでした。

「ヨーロッパはすぐ隣」とのメッセージを体感できるシンプルでユニークなしかけが印象的です。

イギリス “Visit Britain Delight in Moscow“

こちらは少し前、一時期流行ったフラッシュモブのスタイルを取り入れて撮影された動画です。

ロシア・モスクワのショッピングモールに現れた巨大スーツケース。バグパイプが鳴り、ビートルズ、ジェイムズボンド、エリザベス女王…とスーツケースにイギリス人に扮した人々がどんどん入っていきます。

その場の人々の反応からもわかるよう、サプライズ感やライブ感を動画に取り入れることが視聴者の興味を引く一助となります。

スウェーデン “The Swedish Number”

この動画も、動画に終始せず実際に大規模なプロモーションとしても展開されたものです。アイデアにインパクトがあれば、シンプルでも動画として成立してしまうのです。

これは、「+46771793336」の番号にかけると、スウェーデンの誰かとランダムで話ができるプロモーションです。

「スウェーデンに興味を持ってもらう」という目的のためのソリューションが評価され、世界中の広告賞を受賞しました。この手法のユニークさは動画のストーリー作りにおいても見習いたいですね。

No.4海外向けご当地動画を作る時の心がけ

上記で紹介した12個の動画は、基本的に海外に向けて作られたものです。

「【国内版】ご当地PR動画で観光&移住プロモーション!15の成功事例を紹介」で紹介している日本国内のご当地動画は非常に凝ったものが多いのですが、今回の12選は比較的全体的にシンプルです。

海外に対して発信する場合、言語や文化の壁にどうしてもぶつかります。日本のご当地動画と同じように設計してしまうと、意図が伝わらず、十分に興味を引けなないまま終わってしまうこともめずらしくありません。

たとえ言葉がなくても伝わるようなシンプルさを目指してみてください。そして、そのシンプルさの中でいかにインパクトを与えるかが大切です。

海外にプロモーション動画を発信することは、マーケットが広い分困難も多いものの、成功した時には桁違いの再生回数につながります。過去事例を研究しながら、シンプルさとインパクトを両立させる方法を練り上げましょう。

「何から手をつけたらよいかわからない」「企画の時点で迷っている」「海外へのアプローチ方法がさっぱり」そんな場合はDirect Creatorsにご連絡ください。

海外向け映像の制作経験や海外マーケットへの知見のあるクリエイターたちが、動画作りをサポートいたします。まずはぜひ、お気軽に相談してください!

No.5まとめ

いかがでしたか?今回は海外のご当地動画12選を紹介しました。

メッセージがストレートでわかりやすく、広告的アプローチをうまく駆使している事例も多数あり、見習うべきところが多数あります。編集技術やカメラワークで場所の魅力を発信しているものを参考にするのも方法の1つです。

今後海外向けに「日本のご当地動画を発信したい!」と考えている方は、Direct Creatorの海外に精通したクリエイターがお手伝いいたしますので、ぜひご相談ください。

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