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【日本国内版】ご当地PR動画で観光&移住プロモーション!15の 成功事例を紹介

【日本国内版】ご当地PR動画で観光&移住プロモーション!15の成功事例を紹介

観光や移住促進のアピールとして、動画プロモーションがいまや人気の手法となっています。話題になるご当地PR動画も増え、目にすることもよくあることでしょう。

「ご当地PR動画を作る予定がある」

「まずは過去の成功事例を知っておきたい」

「ご当地PR動画を作るため、さまざまな手法を見ておきたい」

今回はそんな方のため、話題となった全国各地のご当地PR動画を集めてみました。それぞれの自治体の特徴とアプローチ方法に注目しながら、動画を見てみてください。

No.1ご当地PR動画の傑作!押さえておきたい2本

ご当地PR動画の成功事例として欠かせない2本を紹介します。

動画のユニークさももちろんのこと、全体的なキャンペーンの展開方法にも注目してみてください。

100万回再生で実現!大分県別府市 「湯〜園地計画」

2016年「遊べる温泉都市構想・第1段」として掲げられた「湯〜園地計画」。動画やビジュアルを目にした方も多いのではないのでしょうか。

「温泉スライダー」「温泉ジェットコースター」などのアトラクションを備える、温泉に浸かったまま遊べる「湯〜園地」を、動画100万回再生で実現すると市長が発表しました。そして、たった公開後72時間で100万回再生を達成してしまったのです。

動画撮影には近隣のホテルや旅館のタオルの支給や市民のエキストラ参加など、街全体を巻き込みました。そして、湯〜園地は「税金を使わない」との方針があったため、資金をクラウドファウンディングで募ったところ、開始2か月で目標額の3,000万円を達成しました。

実際に3日限定で湯〜園地が開催され、約1万人が来場したとのことです。

「市民にはこのプロジェクトで得た企画・運営経験を町おこしに活用してほしい」と市長は語っており、自治体にとっても次につながる経験だったことがわかります。

「おんせん県おおいた」でおなじみ 大分県「シンフロ」

「おんせん県おおいた」を国内外にアピールするために作られた「シンフロ」シリーズ。2016年には放送界の名誉ある賞「ギャラクシー賞」も受賞しました。

「ゆけ、シンフロ部!」として青年小説化され、シンフロロゴが無償提供されるなど話題を伸ばし、日本テレビの大人気番組「世界の果てまでイッテQ!」ではタレントによるパロディも披露されました。

動画と番組の撮影で利用された別府杉乃井ホテルでは、番組放送後若い人の宿泊数が増えたそうです。

「おんせん県おおいた」プロモーションの成果もあり、2020年のJタウンネット調査による「日本を代表する『温泉県』といえば?」では、見事大分県が1位に輝きました。

No.2インパクト重視 有名人を起用したご当地動画

有名人を起用すると視聴者にインパクトを与えやすく、ファンが動画を拡散してくれる可能性にも期待できます。

しかし、予算がかさんでしまうのも事実です。話題になった動画を見て、予算と成果のバランスを考えてみてはいかがでしょうか。

福岡県北九州市 「ロバート×北九州市」シリーズ

福岡県北九州市の観光大使を務める芸人トリオ「ロバート」を起用したシリーズです。やはり、インパクトは抜群ですね。

ロバートは自身のYouTubeチャンネルに、イベント「Kita Q fes in Tokyo 2019」のために自らプロデュースしたミュージックビデオもアップロードしています。

北九州市は一貫してロバートを起用しているのでタレントの顔と街のイメージがつながりやすく、芸能人の好感度の高さによって街へのイメージもアップします。

また、タレント自身のYouTubeチャンネルに投稿することで、タレントのファンという足を運んでくれる可能性が高い層にアプローチすることができます。

愛媛県 「愛媛県×和牛『疲れたら、愛媛。』」

人気の芸人コンビ「和牛」を起用した愛媛ご当地動画。南海放送に冠番組を持っている2人は愛媛の方からの支持が厚いのが特徴です。

2021年1月現在、動画公開から1年も経たずに約144万回も再生されています。和牛は自身のファンのことを「仔牛ちゃん」と呼び、ファンの熱烈なサポートでも有名です。ファンの和牛を応援したい気持ちが愛媛への観光につながることも期待できます。

長崎県壱岐市 「長崎壱岐市のふるさと納税制度×木下ゆうか」

壱岐市市役所は、ふるさと納税制度を若年層にもアピールするため、大食いYouTuberとして人気の木下ゆうかさんとコラボしました。

ふるさと納税でもらえる生ウニや壱岐牛を木下さんがどんどん食べていきます。ふるさと納税でもらえる商品の豪華さをわかりやすく理解しながらも、木下さんの食べっぷりに見入ってしまう動画です。

No.3アプローチが特徴的なご当地動画

有名人を起用しなくても、他のご当地動画と差をつけることは可能です。

アニメやダンス、替え歌など独自のアプローチで話題となったご当地動画4本を見てみましょう。

熊本県 「オール熊本アニメ『なつなぐ!』」

兵庫県神戸市の「mogo-mo」などアニメーションを用いたご当地動画がリリースされることもありますが、熊本県の「なつなぐ!」は実際に1クールテレビで放送された正真正銘のアニメです。

アニメと地域おこしは相性がよく、よく既存アニメと自治体のコラボも行われます。

特筆すべき点は、アニメファン独特の文化「聖地巡礼」です。アニメの舞台となった場所を実際に訪れることで、映画「君の名は。」に至っては聖地巡礼ツアーが組まれるほどです。

「なつなぐ!」でも、ファンの聖地巡礼を狙いに定めていることがうかがえます。

佐賀県佐賀市 「W・R・S・B&ガタバトル」

佐賀県有明海には、他では見られない珍しい生き物たちが住んでいます。生き物マニア以外の興味も惹くために、「有明海のエイリアン」の別名で知られるワラスボをドラマ仕立てで、ムツゴロウをヒーロー風にして動画を作成しました。

どちらも癖のある作風と独特な展開で、ついつい見入ってしまいます。

LINEトラベルの「有明海のエイリアン!ワラスボの圧倒的すぎるお土産5選」など、動画公開後に数々のメディアで取り上げられました。

東京都印西市 「印度じゃないよ、印西市」

「自治体初!ボリウッド(インド)映画風でPR!」と話題になった移住促進動画です。インパクトの大きさはもちろんのこと、印西市の住みやすさアピールも欠かしていません。

観光庁による「第8回観光映像大賞」ファイナリスト作品にも選ばれました。

日本でも人気が高まるボリウッド映画の作風を真似たことでボリウッド映画ファンやおもしろいもの好きなライト層にリーチし、印西市の知名度アップに貢献しました。

宮城県栗原市 「I.N.K. 〜カモンベイベー栗原〜」

こちらは自治体ではなく地元のアーティストの方が自主制作したご当地動画ですが、替え歌がいかに効果的な手法なのかがわかります。

DA PUMPのU.S.A.の替え歌を披露したこちらの動画は、2021年1月現在345万回再生にものぼっています。ついつい見入ってしまう不思議な魅力がありますね。

替え歌は権利関係さえクリアできれば、視聴者に大きなインパクトを与えられる手段だと言えます。

No.4ストレートに勝負!景色の美しさを訴えるご当地動画

小細工なしに、美しい風景をストレートに伝えるご当地動画も名作そろいです。景色を訴えかける動画はナレーションを必要としないので、外国人にも魅力を伝えやすいメリットがあります。

以下で4Kの映像美に見惚れてしまうご当地動画を紹介します。

東北 「Autumn Colors in Tohoku, Japan」

2021年1月現在2,700万回以上再生されているこの動画は、東北6県の景色を4Kドローンや6Kシネマカメラで撮影したものです。

YouTube広告としても流れていたのですが、コメント欄には「今まで唯一スキップできなかった広告」と書かれるほど。

ターゲットの外国人だけでなく日本人、地元の人々まで感動した理由が動画を見ればわかるはずです。

東京青梅市 「都心から約1時間の別世界」

タイトル通り、東京とは思えない大自然が広がる青梅。「Ome Blue」のロゴのとおり綺麗な川の青、藍染の青が印象深く描かれています。

観光名所に加えてアクセスのよさもアピールされているので、東京在住の方も足を運んでみたくなること間違いありません。

じゃらんの「行きたいを見つけよう!旅行気分が味わえる『ご当地PR動画』13選」などさまざまなネットニュースで動画が取り上げられています。

No.5インバウンドを意識した外国向け動画

外国人観光客の誘致も欠かせません。2021年1月現在外国人観光客数は激減していますが、新型コロナウイルスのワクチン普及とともに来日観光客数の回復が見込まれます。

外国人をターゲットとしたご当地動画を見てみましょう。

佐賀県 「佐賀県温泉『一緒に入ろ?』篇 Saga Beauty Onsen Movie」

温泉を楽しむ女性、のはずが思わぬ展開を見せるご当地動画です。YouTubeに外国人のコメントが多数寄せられているように、世界190カ国で視聴され、タイではなんと2015年の公開当時に38万回再生も記録したそうです。

Yahooニュースや産経新聞など大手メディアに取り上げられ、大きなPR効果を生みました。言語にとらわれないわかりやすいサプライズが視聴数を伸ばすカギかもしれません。

福岡県北九州市 「COME ON! 関門」

海外向けご当地動画を語る上で欠かせないのが、「COME ON! 関門」です。2021年1月現在で15億回以上再生されています。

カニ・フグ・タコをモチーフにした「海峡怪獣カイセンドン」は3Dを駆使し、監督には2020年東京五輪招致映像の総監督を務めた江口カンさんが起用されるほどの大作です。

ゴジラによる日本怪獣のイメージと英語字幕を活用し、インドやベトナム、アメリカから多数アクセスされています。

No.6ご当地動画を作る時のポイント

ご当地動画を作る時にはどんなことを意識すればよいのでしょうか。

基本として以下の3つのポイントをまずは押さえるようにしてみてください。

  1. ・インパクトが大切
  2. ・目的設定を欲張らない
  3. ・過去事例や流行・パターンを把握する

それぞれのポイントについて簡潔に説明します。

ポイント1:インパクトが大切

上記で紹介したご当地動画を見てわかるように、インパクトが何より大切です。ご当地動画が増えた今、あらゆる角度から地域の魅力を捉え、工夫しなければなりません。

ぐろ〜かるCM研究所の調査によると、2017年に公開された5000本の自治体PR動画の半数以上は1,000回再生にも満たないそうです。

インパクトがなければそもそも見てもらえず、取り上げられることもありません。

ポイント2:目的設定を欲張らない

ご当地動画で地域をPRすることはできますが、動画でできることは限られているのも事実です。

たとえば「移住者を増やしたい」ことを目的に動画を作成しても、実際は住居や仕事などの問題がつきまといます。この場合、住居や就業に関するキャンペーンも一緒に行わなければならず、動画を作成するだけではうまくいきません。

「自治体の名前を知ってもらう」「興味を持ってもらう」「次の旅行先の候補に入れてもらう」など、地に足のついた目標設定がご当地動画作成の際にカギとなります。

ポイント3:過去事例や流行・パターンを把握する

ご当地動画を含む動画市場では次々と新しいパターンやサービスが生まれ、常に流行が変化しています。動画の効果や事例、市場分析などもご当地動画を作る上で大切な要素です。

自分たちでは手に負えない、という場合にはプロのクリエイターに外注してください。動画作りのマーケティング部分から企画・撮影まで一貫して手掛けてくれます。

また、過去事例を研究し、似ている動画を作らないことも重要です。別の自治体がすでにリリースしている動画に似ているものを作ってもインパクトがなく話題になりません。最悪の場合には「模倣した」と炎上し、自治体全体のイメージダウンにつながってしまう恐れもあります。トレンドに乗りつつもオリジナリティを追求しましょう。

地域活性化に動画を活用!クオリティの高い動画を制作する方法と成功例9選」では、ここでは紹介していない他の事例や動画制作方法について詳しく解説しています。こちらの記事もぜひ、あわせて確認してみてください。

No.7まとめ

いかがでしたか?

今回は成功したご当地動画をジャンル別に紹介しました。それぞれ独自のアプローチで自治体の魅力を発信し、観光客増加やふるさと納税の増額に成功しています。

ご当地動画を作ってみたい!という方は、ぜひDirect Creatorsにご相談ください。経験豊富なクリエイターが動画市場の分析から動画の企画、撮影・編集までお手伝いします!

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