Framework
CAMS 動画の構成「CAMS」
動画の構成に困ったら「CAMS」を使って構成を作ろう
「作ってみた動画にイマイチ説得力がない…」
「どんな構成にすればいいのか悩む」
「編集時に構成がよくないなと感じてしまう」
なんて悩みを持っている方はいませんか?
そんな悩みを持つ方におすすめしたいのが、動画のフレームワークである「CAMS」です。
今回は、「CAMS」がどんなフレームワークなのかや、「CAMS」を使う上で重要なポイントなどについて詳しく解説していきましょう。
No.1動画のフレームワーク「CAMS(キャムズ)」とは
0から動画を作り出すというのは、とても労力が必要なことです。効率化が大切な現代において、0から動画を作り始めるのはあまり優れた選択肢とは言えないでしょう。
一方で、優れた選択肢といえるのが、すでに作られた枠に当てはめるだけで、簡単に動画の構成を作れるフレームワークを利用することです。
動画フレームワークの中でもポピュラーな「CAMS(キャムズ)」について紹介します。
「CAMS」とは、動画の構成を4つのパートに分解したフレームワークです。視聴者に行動を促したい動画広告などで優れた効果を発揮します。
CAMSの4つのパートは以下の通り。
- ・ CATCH
- ・ APPEAL
- ・ MOTIVATE
- ・ SUGGEST
それぞれのパートに適切な内容を当てはめることで、簡単に構成を作成できるようになります。ひとつひとつ解説していきましょう。
CATCH
CATCHは、いわゆる「掴み」です。
いきなり自宅にセールスマンが上がりこんできて、余談もなしに「ウチの商品はこんなに素晴らしくて!」と言われても大抵の人は嫌悪感を示してしまうでしょう。動画においてもそれは同じことです。
CATCHのパートは、視聴者に興味を持ってもらえるように訴えかけるのが役割です。
例えば、羽毛布団の動画であれば
「夜寝るときに寒くて目が冷めませんか?」
「布団の中がなかなか暖まらなくて困っていませんか?」
といったように、視聴者の悩みを浮き彫りにし、心に訴えかけます。
CATCHで視聴者の注目を集め、次のAPPEALに移行していくのです。
APPEAL
APPEALは、視聴者へメリットを訴え掛けるパートです。
APPEALのパートでは、商品やサービスの優れたポイントについて、視聴者にダイレクトに伝えます。「CAMS」では最も大切といえるパートになるでしょう。
羽毛布団の例では、CATCHのパートで「夜寝るときに寒くて目が冷めませんか?」「布団の中がなかなか暖まらなくて困っていませんか?」といった内容にうなずいた視聴者に向けて、「そんなあなたには、こちらの発熱素材を使用した羽毛布団がおすすめです」と商品のアピールすることがあげられます。
商品やサービスについてはもちろん、社名やブランドロゴについてもこのAPPEALのパートでしっかりとアピールすることが大切です。
MOTIVATE
MOTIVATEのパートでは、視聴者が抱いている不安を払拭する内容を伝えます。
見ず知らずの製品をいきなり勧められても、なかなか不安に思って購入するには至りませんよね?
そこで、視聴者が抱くであろう不安を想定しておき、その不安を解消するような事例やデータなどを紹介するのです。具体的な数値が示せればなおいいでしょう。
羽毛布団の例では「本当に発熱して温かいの?」といった疑問が想定できます。
この例では、「従来の羽毛布団に比べて、布団の中が2℃高いという実験結果も」といった具体的な数値を提示したり、実際に商品を利用した人のインタビューを映し出したりするといいでしょう。
商品やサービスに興味はあるけれど、不安があって行動ができないという視聴者も、MOTIVATEのパートを見た後は、どうすれば購入できるのか?とワクワクしてくれるはずです。
SUGGEST
SUGGESTは、これまでのパートを見て行動したくなった視聴者に行動を促すパートです。
視聴者の「どうすればいい?」に対して、道筋をこちらから提示しましょう。例えば、「商品を購入するには概要欄のリンクから」と提示したり、「”羽毛布団 発熱”とWebで検索!」と伝えたりするなどがあげられます。
このときに大切なのは、視聴者に行動の手間をできるだけ掛けさせないことです。なぜなら、いくら行動したいと視聴者が感じても「手続きが面倒くさそう」と感じてしまうと行動してくれないからです。
できるだけ簡単に、視聴者が行動できるような導線を設計しておくことが大切です。
No.2通販番組でもCAMSは利用されている
優れた動画のフレームワークである「CAMS」は、通販番組でも利用されています。
通販番組では、簡単な商品紹介が冒頭にあるものの、販促のVTRだったり、商品のデモでは「CAMS」が使われています。
冒頭は「頑固な油汚れでお困りではありませんか?(CATCH)」で始まり、「そんなときにおすすめなのがこの万能クリーナーです(APPEAL)」ときて、「万能クリーナーの実演(MOTIVATE)」がなされます。
そして最後に「この商品が今なら〇〇円!購入はこちらの電話番号から」と来るのです。
通販番組の実例をみても、視聴者に行動を促したい場合は「CAMS」がとても有効なフレームワークであることがわかるはずです。
No.3構成が優れていると編集作業もラクになる
動画の構成が優れていると、動画編集の作業もラクになります。
予め「CAMS」を使って、動画全体の構成を文字や絵で書き留めておくだけで、編集でどんな表現をすべきかがひと目でわかるようになるのです。
「CAMS」なら構成も簡単なので、構想の段階からどんな表現をするべきか複数人でアイデアを出しやすいのも見逃せないポイント。
動画の構成がイマイチと感じたり、編集時にどうすればいいのかわからなくなってしまった経験がある人は、ぜひ一度「CAMS」のフレームワークを使ってみてください。
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