3DCG
Movie 3DCG動画、映像の制作

CG(3DCG)動画を制作して広報やプロモーション、WEB広告で活用、制作発注するときの基本と大切なポイント
実際の映像では表現できない商品やサービス、または医療系の内容など、CGを使って分かりやすく動画で伝えたい!そう考えたとき、企業の担当者が映像制作会社に対し、このようなことで迷ってしまうそうです。
「ちゃんと企画からサポートしてもらえるのかな?」
「CGの動画を作って欲しいとき、頼むのは普通の制作会社でいいの?どうお願いすればいいのかな」
「見積もりを貰っても内訳が分からないから高い気がする」
読者のみなさんも、同じような悩みを抱えているかもしれません。
専門外の人がCGアニメーションや動画制作を依頼したい場合、「制作会社の選び方」や「納品までのステップ」をこなそうとすると、いくつもの不安が出てしまいます。
そこで今回は、映像制作の専門家が、はじめての方でもスムーズに見積もり〜発注〜納品まで進められるよう、ステップごとに解説していきたいと思います。
目次
- No.13D-CG(三次元CG)動画の種類
- No.2企業が3D-CG(三次元CG)動画を制作・活用するシーン
- No.33D-CG(三次元CG)を制作して活用するメリット
- No.43D-CG(三次元CG)動画制作の流れ
- No.53D-CG(三次元CG)動画制作を発注するときのポイント
- No.6まとめ
No.13D-CG(三次元CG)動画の基礎
そもそも3D-CG(三次元CG)って、なに?
「CG」という言葉をよく耳にするようになってきましたが、まず「CG」と「3D-CG」の違いはご存知でしょうか?同じ意味で使っている人もいますが、厳密にいうとこの2つはちょっと違います。
「CGというカテゴリの中に3D-CGが含まれる」
という表現が正しくなります。つまり「CG(コンピューターグラフィック)」は「コンピューターで作られた画」のことを指し、「3D-CG」は「コンピューターで作られた3次元の画」となります。
ではつぎに“3次元”とは一体何でしょうか?
近ごろではよく“2次元”“3次元”という言葉が出てきます。“2次元”は平たく言うと「縦」「横」のみで作られた平面のことで、“3次元”は「縦」「横」「奥行き」のある立体ということになります。図形でいうと四角と立方体の違いですね。
つまり「3D-CG」というのは、「コンピューターで作られた立体的な画」となります。
いろいろある3D-CG(三次元CG)の種類と特徴
動画に3D-CGをどう活用するのか、まだ具体的なイメージが浮かばない方は、これらの分野で3D-CGが有効的に使われていることを知って頂ければと思います。
- ・プロダクト(製品・商品)のCG制作
車や機械、電化製品、工業製品の部品などあらゆる場面に適用します。デザインを確認できたり、目では入り込めない細かい部分も表現できます。 - ・テクノロジーのCG制作
主に製品の説明に使われます。製品の内部やシステムなど、外から中が見えないものを透過して表現することが可能です。 - ・背景や住宅のCG制作
映画の背景やweb動画の架空空間、実際に売出し中の住宅の内部などを作ることができます。 - ・実写合成の素材
フルCGではなく、実写に合成される素材となります。テクノロジーの表現やコンセプトを伝えるためのエフェクトとして使われることもあります。 - ・タイトルやロゴのCG制作
社名や製品名、番組の名前を3D-CGで制作しておき、さまざまなシーンで再利用できます。 - ・キャラクターやアニメのCG制作
企業のキャラクターを開発したり、アニメーションのキャラクターを作ったりします。
No.2企業が3D-CG(三次元CG)動画を制作・活用するシーン
例として3点ご紹介致します。
ビルマテル/Air peak
産業用に使われるヘルメットの通気性向上について、特許を取得しているビルマテル社。帽子に通気孔をつくることで風の通りをよくするスポーツキャップ「Air peak」を発売しています。
その通気性の良さを3D-CGで表現し、実写では表現できない内容を視覚化しています。またその風の通り道にもなる帽子の形状を細部まで見ることができ、消費者が使用イメージを持ちやすくなるようしています。
無印良品/ユニットソファ
生活に根付いた商品を販売しつづけ、世界にも展開している無印良品。好きな組み合わせで使うことができる「ユニットソファ」の特徴を3D-CGを活用して説明しています。
部屋のレイアウトや大きさ、インテリアによって色々な組み合わせができるということを視覚的に表現。実際に自分が使うときにどの組み合わせにしようか?が疑似体験できます。
Apple/AppleArcade
いまや世界的大企業となり、次々と革新的な製品やサービスを生み出しているAppleですが、2019年秋から「AppleArcade」のサービスを開始します。
定額制で100以上の新作ゲームタイトルが遊べるというワクワク感を、数々の3D-CGゲームを軸に動画で表現していて、使ってみたい!という気持ちをユーザーに与えています。
No.33D-CG(三次元CG)を制作して活用するメリット
では次に3D-CGを活用するメリットについて5つご説明していきます。
試作品のイメージに役だつ
まだ完成していない商品について説明をするとき、3D-CGを活用することでまるで本物がそこにあるように表現できるのがメリットです。営業ツールとしても使えますので、完成前から取引先へ働きかけるのに便利です。
自由に動かせる
実際の街に3D-CGで作った新製品の車を走らせることで、雰囲気をイメージすることができます。このように実写と3D-CGを組み合わせることで、身近な場所に「この製品があったらどうなるかな?」を想像しやすくするのがメリットと言えるでしょう。
色や形の変更が簡単
試作品を3D-CGで作っておけば、なにかの決定で変更を余儀なくされた場合でも作り直しが非常に楽になります。実際の試作品ですと作り直しに何日もかかってしまいますが、3D-CGであればすぐにコンピューター上で変更ができるのがメリット。
360℃どこからでも見られる
説明したい製品を3D-CGで作れば自由に動かすことができるので、前後左右どこからでも見ることが可能ですし、細かな部分まで入り込むことができます。例えば不動産の完成イメージに使うことで、ユーザーが室内の好きな場所を自由に見て周れるでしょう。
コストの削減につながる
商品開発で試作品を繰り返しつくるのに比べ、初期費用はかかりますが3D-CGなら作り直しが簡単になるので最終的にはコスト削減につながります。何度も何度もOKの出るまで試作品をつくるという行程がなくなるので、無駄を減らすことができるでしょう。
No.43D-CG(三次元CG)動画制作の流れ
まず納品までの簡単な流れからご説明していきます。
- ①ヒアリング・打ち合わせ納期や予算、詳細について確認。イメージに近いイラストや資料、サンプル動画もあると便利です。
- ②企画書・絵コンテヒアリングの内容から企画書や絵コンテが作られるので、修正がある場合はこの時点で修正を依頼しましょう。
- ③制作各工程の制作状況をその都度共有してもらいますので、内容を確認してください。
- ④納品全行程を確認し、内容に問題なければ納品完了となります。
依頼者側がこの制作の流れの中ですることは、ヒアリング時の事前準備、各工程の確認作業となります。チェックが遅れるとその分納期が後ろに延びてしまうので、なるべく早くレスポンスするようにしましょう。
そして予算にも関わってくることなので、③の制作部分・3D-CGの動画を作る行程についてご説明いたします。
まずはとてもざっくり言うと全体が3行程に別れています。
- 「モデリング(形を作る)
- 「レンダリング(PCで書き出し)」
- 「レタッチ(調整)」
ただし、最初の「モデリング」は作業自体がさらに細分化されています。
■モデリング内に含まれること
- ・モデリング(形をつくる)
- ・テクスチャ作成・マテリアル(モデリングされたもの=モデルの表面に貼る画像を作る)
- ・マッピング(作ったテクスチャ画像を貼り、質感を出す)
- ・リギング・ボーン(モデルに動きをつけるため、回転軸などを設置する)
- ・エフェクト(作ったオブジェクトのシーンを設定する)
- ・照明(作ったオブジェクトのシーンを設定する)
- ・カメラ(作ったオブジェクトのシーンを設定する)
それぞれの項目に担当者がいて、作業を分担しています。そしてこの行程に一番時間や人件費がかかってくるのです。複雑な内容になればなるほど、人材が必要となるのです。
期間はモデリングだけで1ヶ月程度。その後レンダリングで一度静止画として書き出すかアニメーションにし、レタッチ作業をして約2ヶ月程度かかると見ていいでしょう。
内容や尺にもよるので、まずはヒアリングの時点でスケジュールを確認しておくといいですね。
No.53D-CG(三次元CG)動画制作を発注するときのポイント
ポイント①概要整理シートを利用して事前の情報をまとめておく
こちらに「概要整理シート」をご用意しました。こちらを使って事前に情報や概要を整理することで、ヒアリングや打ち合わせがスムーズに運びます。
できるだけビジネスの「5W3H」を使い、相手に具体的に伝えられるようしてください。「いつ・どこで・誰が・なぜ・何を・どのように・どのくらい・いくら」というのが大切です。
ポイント②事前リサーチをする
どうしても仕上がりや料金に上下があり判断するのが難しい3D-CGですが、事前にいくつかリサーチをしておくことで、どの制作会社がいいか選びやすくなるでしょう。
まず制作実績の動画がホームページにあれば、それを確認してください。そこで希望のテイストに合わなければ別の制作会社を探していきましょう。また、3D-CG専門の制作会社ではない場合、その会社がどの程度の3D-CGの制作までカバーしているか、よく確認しておいてください。
例えば素材のみの依頼を受けているか?フル3D-CGをやっているか?などなどです
ポイント③制作会社は必ず3つ以上比較する
主に「予算」「企画力があるか」「実績はあるか」「実績の動画のテイストは合うか」フル3D-CGは対応してくれるか」「素材のみの制作は対応してくれるか」などなど……。
せっかく費用をかけて3D-CG動画を作るのであれば、できるだけ良い作品が作れるよう色々な会社を比較した方がいいでしょう。そして担当ディレクターが意図を汲み取ってくれるかも大事になってきますので、そのあたりも注意して進めていきましょう。
No.5まとめ
よく耳にするようになったとは言え、まだまだ3D-CGは専門的な分野であり、外部の人間からすると分からないことが多くなっています。その分インパクトのある映像をつくることができますので、少しでも不安に感じたり分からないことがあれば、制作会社の担当にすぐに相談してください。
実写では表現することのできない内部や、医療・化学的なことまでCGであれば作り上げることが可能です。そのおかげでさまざまな技術や分野が、専門外の人にも分かりやすく伝えられるようになりました。
初めにコストはどうしてもかかってしまいますが、もし長期的な使用を考えているのであればランニングコストで考えると最終的は安くすむこともあるでしょう。
製品のデザインやマンション内のイメージにも向いていますし、今までにない新しい製品や技術を打ち出すことにも向いています。効率よく3D-CGを活用して裾野を広げるのに役立ててください。
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