Panorama Videos
360° Videos パノラマ動画 360度動画

360度動画とパノラマ動画の違いとは?パノラマ撮影専用カメラもあわせて紹介

360度動画とパノラマ動画の違いとは?360度撮影専用カメラもあわせて紹介

まるで画面の中に入ったかのように、上下左右を自由に見渡せる360度動画。死角なく四方をすみずみまで見られる動画を「パノラマ動画」とも言ったりしますが、360度動画との違いは何なのでしょうか。

今回は360度動画とパノラマ動画の区分や違い、動画例や専用カメラについて解説します。少し違った体験型の動画作成を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

No.1パノラマ動画は360度動画の1種

360度動画は「ある決められた視点から360度・上下左右死角なく見渡せる動画」の総称です。そのため、パノラマ動画やVR動画も360度動画に含まれています。

360度動画は、主に以下の4つに分類できます。

  1. ・ドームマスター動画
  2. ・キューブマップ動画
  3. ・パノラマ動画
  4. ・VR動画

それぞれの特徴を実際の動画とともに見てみましょう。

プラネタリウムで利用される「ドームマスター動画」

ドームマスター動画は「全天周動画」とも言われます。360度の映像を平面上に展開したもので、魚眼レンズで撮影したような見た目です。

名前の通りドーム型の施設に投影するのに向いており、プラネタリウムで主に用いられています。実際に投影される際には複数のプロジェクターと高解像度の映像が必要になります。

上記のように平面で見ると魚眼レンズのように端がゆがんで見えますが、ドーム状のスクリーンに投影するとまるで映像の中に入ったように感じます。

3DCGに利用される「キューブマップ動画」

キューブマップは立方体の6つの面をマップ形状として利用する方法です。立方体の展開図が画面になっており、組み立てた立方体の真ん中から動画を見ることになると考えるとイメージがしやすいかもしれません。

ドームマスターでは画面に歪みが出て、視点も固定されます。一方キューブマップは歪みなく、視点を動かすことができるのがメリットです。3DCGのマッピングやゲームなどによく利用されています。

上記はデモとして作成されたキューブマップ動画です。360度見渡せる画面の中で視点を色々と変えられるメリットがわかりやすくなっています。

YouTubeでも再生できる「パノラマ動画」

360度動画というと、パノラマ動画を思い浮かべる方も多いことでしょう。パノラマ動画は全天周動画とも言われ、固定された点から360度を見渡せる動画です。球状の映像を平面におさめる手法なので、地図のメルカトル図法のイメージが近いと言えます。

パノラマ動画は視聴者自身の意志で視点を変え、動画内を自由に見て回ることが可能です。

そのため、風景動画からテーマパークや工場などの施設紹介、不動産の内覧など活用される幅が広く、体験的な付加価値を視聴者に与えたい場合に向いています。

上記はベネズエラのエンジェル・フォールをパノラマ動画にしたものです。滝の下にいながら空を見上げたり、まわりを見渡したりと自由に視点を動かせるので臨場感に溢れています。

パノラマ動画と相性がよいのが不動産です。モデルルームの見学を360度動画で擬似的にできるので、むやみに足を運ぶ手間をはぶけます。

部屋の中心から周りを見渡したり、天井の高さを確認したりできるので、通常の動画よりも多くの情報を直感的に得られます。

ヘッドセットで臨場感抜群の「VR動画」

VR動画は専用ゴーグルやヘッドセットを使って、映像の中に自分自身が入り込む体験型の動画です。VRは「Virtual Reality(仮想現実)」を意味し、立体的な映像を楽しめます。

パノラマ動画は360度視点を動かせると言っても、決められた起点は動かせません。一方、VR動画はゲームの中のように自分自身が動き回ったり、しゃがんだり、ジャンプしたりと起点を上下左右に動かすことが可能です。

例外はありますが、パノラマ動画が現実世界を平面に落とし込んだイメージなら、 VR動画は映像の中に入りこむイメージだと言えるでしょう。

VR動画は実際に体験できないことでも、映像を使って擬似体験できるのが大きなメリットです。上記のように防災啓発目的での利用も増えています。

「震度7」と聞くよりも、実際にどれくらい揺れるのか、周りの環境がどれだけ破壊されていくのか、映像内に入り込んで体験する方が説得力にすぐれていることは明白です。

こちらの動画のように、完全なCGで作られることも多いのがVR動画です。仮想の世界に入り込んだような気持ちになれるので、視聴者に映像の印象を強く残せます。

No.2パノラマ動画を撮影するなら!おすすめカメラ3選

パノラマ動画は360度動画の一種であることを前述しました。では、どんなカメラを使えばパノラマ動画を撮影できるのでしょうか。

パノラマ動画の撮影や編集の難易度は撮影方法や目的によっても異なりますが、簡単なものなら自分で撮影・編集してYouTubeにアップすることも可能です。

パノラマ動画撮影をしてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめカメラ1:リコー「THETA Z1」

引用元:RICHO製品紹介サイト

初心者でも使いやすい、シンプルなパノラマカメラを取り扱うリコー。360度カメラ「THETA(シータ)」シリーズの中で最高画質を誇るのが「THETA Z1」です。

4K動画撮影が可能で、4chマイクがついています。専用アプリを使えば過去にTHETAで撮影された作品を見たり、自分の映像をシェアしたりもできるので、これからパノラマカメラについて学びたいと考えている人にもおすすめです。

おすすめカメラ2:GoPro「Max」

引用元:GoPro「Max」公式サイト

1台でいろいろできるカメラが欲しい!という方におすすめなのが、「これさえあれば十分」と言っても過言ではない、アクションカメラGo Pro「Max」です。

4つのレンズを備えており、3つのカメラ機能を持つMaxなら6Kのパノラマ動画の撮影ができます。

Go Proアプリならパノラマ動画をスマートフォンから編集することも可能です。圧倒的な手ブレ補正モードや防水仕様と、この1台があれば自然の中での撮影も難なく行えます。

おすすめカメラ3:Insta360 「ONE X2」

引用元:Insta360「One X2」公式サイト

Apple製品との互換性が抜群なのがInsta360の「ONE X2」です。Apple Watchからカメラの制御や、Air Podsとつないでワイヤレス録音ができます。5.7Kの高画質動画の撮影が可能で、機能の充実具合も申し分ありません。

特にアプリの編集機能がすぐれているので、編集に自信がない方もいろいろなエフェクトを一から触れます。

No.3 利用目的に合わせて360度動画の撮影方法を考慮する

「360度動画」と言うとパノラマ動画のイメージが強いかもしれません。ですが、実際には上記で紹介したようにたくさんの種類があり、最近ではVRも積極的に活用され始めています。

「360度動画をどのように利用したいのか」が最も大切なポイントです。利用目的をまずは設定し、その目的を達成するために最適な撮影方法を選ぶようにしてください。

「360度動画を作ってみたいけど、どの手法が最適かわからない」

「パノラマ動画かVR動画を利用したいけど、どちらが適切か判断に迷う」

そんな時には、Direct Creatorsにお問い合わせください。Direct Creatorsなら、あなたに最適のプロのディレクターが、企画から撮影方法の選定まで丁寧にヒアリングをしながら作り上げていきます。

No.4まとめ

いかがでしたか?

今回は360度動画に含まれる動画の種類と360度撮影に向いているカメラを紹介しました。360動画は用途に合わせて最適な撮影スタイルを用いることが大切です。

Direct Creatorsなら、利用目的に最適な360度動画の撮影方法や編集スタイルを、一流のクリエイターが提案いたします。360度動画を専門に手掛けているクリエイターも多数在籍しているので、ぜひ一度ご相談ください。

動画制作の実績を検索

  • クリエイターへ
    直接依頼する

    クライアントが直接クリエイターへ依頼する方法です。

    登録されているクリエイターのポートフォリオを見て、気に入ったクリエイターに直接、映像制作を相談することができます。

    すでに、作りたいも映像のイメージがある程度決まっている方はこちらから直接クリエイターへご相談ください。

  • PMに依頼する

    クライアントがプロジェクトマネージャー(PM)に相談して進める方法です。

    作りたい映像のイメージがまだ明確でない、はじめてでどのクリエイターを選んで良いかわからないという場合には、こちらからPMにご相談ください。

    PMがご要望を整理し、最適の映像動画を制作します。

  • コンペ形式で
    依頼する

    一つのプロジェクトに対して、希望するクリエイターからのコンペを行う方法です。

    複数のクリエイターのクリエイティブを比較して検討したい方はこちらを活用ください。

    コンペに参加したクリエイターの企画のうち、ニーズに合った企画を選択して映像制作することができます。

TOP